2022年01月 買った売った日本株(BBHフィデリティロープライスドストックF)

2022年4月13日

投資

t f B! P L

2021年11月から2022年1月にかけてBBHフィデリティロープライスドストックFで売買された日本株を調べてみたブヒー。


前回(2021年10月)の記事はこちら。

ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((1/31時点の持ち株数)-(10/29時点の持ち株数))*(1/31時点の株価)

(10/29時点の持ち株数)=(10/29時点の保有評価額)×(10/29時点の円/ドル)/(10/29時点の株価)
(1/31時点の持ち株数)=(1/31時点の保有評価額)×(1/31時点の円/ドル)/(1/31時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て1/31の株価で計算しているため正確でなく予測値なので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。

PERとPBR、配当利回りは2022年4月13日のものになります(予想値)

買ってる上位10位

1位 全国保証(東P・7164)

購入額(概算):19億円
主な事業内容:独立系信用保証
PER:11.41倍
PBR:1.91倍
配当利回り:2.77%

2位 大和冷機工業(東P・6459)

購入額(概算):15億円
主な事業内容:業務用冷蔵庫
PER:14.34倍
PBR:0.78倍
配当利回り:2.81%

3位 オープンハウスグループ(東P・3288)

購入額(概算):7億円
主な事業内容:戸建て、マンション分譲販売
PER:9.44倍
PBR:2.31倍
配当利回り:2.3%

4位 ダイト(東P・4577)

購入額(概算):7億円
主な事業内容:医薬品
PER:8.24倍
PBR:0.88倍
配当利回り:1.77%

5位 アルコニックス(東P・3036)

購入額(概算):4億5000万円
主な事業内容:非鉄金属商社
PER:5.35倍
PBR:0.72倍
配当利回り:3.75%

6位 ワールドホールディングス(東P・2429)

購入額(概算):4億4000万円
主な事業内容:九州地盤の製造派遣
PER:11.1倍
PBR:1.36倍
配当利回り:2.71%

7位 ガンホー・オンライン・エンターテイメント(東P・3765)

購入額(概算):3億円
主な事業内容:スマホゲーム
PER:8.05倍
PBR:1.54倍
配当利回り:1.16%

8位 ハローズ(東P・2742)

購入額(概算):2億5000万円
主な事業内容:中国四国地盤の食品スーパー
PER:10.88倍
PBR:1.31倍
配当利回り:1.32%

9位 アウトソーシング(東P・2427)

購入額(概算):2億3000万円
主な事業内容:人材派遣
PER:8.48倍
PBR:2.38倍
配当利回り:3.61%

10位 プレサンスコーポレーション(東P・3254)

購入額(概算):2億2000万円
主な事業内容:分譲マンション
PER:11.81倍
PBR:0.8倍
配当利回り:1.85%

「購入額(概算)」は2021年11月から2022年1月にかけてファンドが投入した概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.38%(前回から0.13ptダウン)、また、概算で60億円の買い越しでした。

全国保証(東P・7164)、オープンハウスグループ(東P・3288)、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(東P・3765)、プレサンスコーポレーション(東P・3254)あたりは前回に引き続きランクインです。保有は長期になる場合があっても、短期間で買い集めることが多いので4銘柄重複は意外となかったりします。前回1位の大東建託(東P・1878)は今回若干の買い増し程度です。

新規購入は4銘柄です。全てIT界隈の銘柄となりました。

  • エニグモ(東P・3665)
  • アバント(東P・3836)
  • シュッピン(東P・3179)
  • Hamee(東P・3134)

市場区分はあまり意識はしていないと思いますが、ランキングに入った銘柄、新規購入の銘柄どちらも全て東証プライムの銘柄となりました。スタンダード、グロース市場の銘柄は数千万程度でも株価に大きく影響してしまうので、なかなか金額順にしてしまうと上位になりづらいところはあると思います。

売ってる上位10位

1位 三谷セキサン(東S・5273)

売却額(概算):21億円
主な事業内容:コンクリート
PER:19.46倍
PBR:1.53倍
配当利回り:0.75%

2位 明和産業(東P・8103)全量売却

売却額(概算):7億円
主な事業内容:化学品商社
PER:13.94倍
PBR:1.04倍
配当利回り:13.33%

3位 コスモス薬品(東P・3349)

売却額(概算):2億7000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:20.87倍
PBR:2.86倍
配当利回り:0.61%

4位 インテージホールディングス(東P・4326)

売却額(概算):1億7000万円
主な事業内容:ITサービス
PER:17.77倍
PBR:2.17倍
配当利回り:2.16%

5位 ハイデイ日高(東P・7611)全量売却

売却額(概算):1億7000万円
主な事業内容:外食(日高屋)
PER:40.58倍
PBR:3.09倍
配当利回り:1.32%

6位 オークネット(東P・3964)全量売却

売却額(概算):1億4000万円
主な事業内容:オークション運営
PER:11.16倍
PBR:2.04倍
配当利回り:2.69%

7位 パイオラックス(東P・5988)

売却額(概算):1億2000万円
主な事業内容:自動車向け精密ばねと工業用ファスナー
PER:12.46倍
PBR:0.53倍
配当利回り:3.07%

8位 カーブスホールディングス(東P・7085)全量売却

売却額(概算):1億2000万円
主な事業内容:フィットネスクラブ
PER:35.1倍
PBR:7.27倍
配当利回り:0.97%

9位 PALTAC(東P・8283)

売却額(概算):1億1000万円
主な事業内容:医療品卸し
PER:13.72倍
PBR:1.14倍
配当利回り:1.79%

10位 いすゞ自動車(東P・7202)

売却額(概算):1億円
主な事業内容:トラック・バスメーカー
PER:10.5倍
PBR:1.02倍
配当利回り:3.89%

「売却額(概算)」は2021年11月から2022年1月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.38%(前回から0.13ptダウン)、また、概算で60億円の買い越しでした。

商社あり、外食あり、ドラッグストアあり、自動車あり、卸しありと、ランクインした銘柄の業種に共通するところはなく、傾向を掴みづらいですね。指標的にも、安く見えたりする銘柄もあったり。

コスモス薬品(東P・3349)は本ファンドの日本株保有金額1位ですが、ここ最近売却傾向です。まだ、1位陥落するほどでありませんが、2位のクリエイトSDホールディングス(東P・3148)に大きな動きがないので徐々に差は縮まっている状況です。どちらも同じドラッグストアを主な事業とする銘柄なんですが、どこに差があるのやら。

全量売却は以下の5銘柄です。

  • 三谷セキサン(東S・5273)
  • ハイデイ日高(東P・7611)
  • オークネット(東P・3964)
  • カーブスホールディングス(東P・7085)
  • レスターホールディングス(東P・3156)

前回、コシダカホールディングス(東P・2157)を全量売却していたので、もしかしたらと思っていましたが、カーブスホールディングス(東P・7085)も全量売却となりました。コシダカホールディングス(東P・2157)は業績の上方修正を発表しており、コロナ次第であるものの、反転の兆しが見えてきた印象です。全量売却は早計だったかも。

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