四季報の株主欄を眺めていると、ちょくちょく顔を出してきます。ただ、大企業と言われるような企業の株主には見当たらず…。どんな方針で投資しているファンドなのか調べてみました。
フィデリティとは
フィデリティ(Fidelity)社は1930年設立と歴史あるアメリカの資産運用会社です。今回調べたファンド
四季報で見かけるBBHフィデリティは、よくよく見てみると名前が何種類かあります。全部調べるのは心が折れそうなので、頻繁に見かける次の2つだけ調べてみました。- Fidelity Low-Priced Stock Fund
- Fidelity Series Intrinsic Opportunities Fund
Fidelity Low-Priced Stock Fund
BBHフィデリティロープライスドストックFBBHフィデリティ・ロープライスド・ストック・ファンド
投資方針
- 普通株式への投資
- 少なくとも80%は低価格の株式(中小規模の企業)に投資
- 低価格とは考えられない株式への潜在的な投資
- 国内外への投資
- 「成長」株式または「価値」株式またはその両方に投資する
- 各発行体の財政状態や業界の地位、市場や経済状況などの要因の基本的な分析を使用して投資を選択する
図で表すと下の図のような感じです。現在は、中型株(MD)の低価格のところを狙った投資スタイルですね。
地域別の投資割合
圧倒的にアメリカですね。日本には約9%投資しています。
Fidelity Series Intrinsic Opportunities Fund
BBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズ
BBHフィデリティ・イントリンシック・オポチュニティズ
(ちなみにこちらは新規募集は既に停止しているようです。)
投資方針
- 普通株式への投資
- フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー(FMR)が、資産、売上高、利益、成長性、またはキャッシュ・フローなどの要因や、同種の他社の有価証券との関連で、市場において過小評価されていると考えている企業業界(これらの企業の株式はしばしば「価値のある株式」と呼ばれます)
- 国内外への投資
- 「価値ある」株式への投資に焦点を当てるだけでなく、平均以上の成長可能性があると考えられる企業にも投資することができます(これらの企業の株式は「成長」株式と呼ばれることが多い)
- 各発行体の財政状態や業界の地位、市場や経済状況などの要因の基本的な分析を使用して投資を選択する
図で表すと下の図のような感じです。Low-Priced Stock Fundから文言がいくつか変わっていますが、同じ中型株(MD)の低価格のところを狙った投資スタイルですね。
地域別の投資割合
Low-Priced Stock Fundと比較すると、ヨーロッパより日本に厚めに投資していますね。
まとめ
調べた2つのファンドとも、世界の中規模の割安な(過少に評価されている)株式に投資していることが分かりました。フィデリティのサイトには各ファンドの業種セクター等他の情報についての記載もありましたが、ファンド自体に投資することはなさそうなので、ざっくりと調べてみました(英語つらい)。投資方針が被っているので、今後、日本株の保有銘柄をチェックしていきながら、割安な銘柄を探したいところです。
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