これまでインフラファンドのパネル出力推移は記事にしてきましたが、実際の発電実績はどう推移しているんだろうと思い立ち、記事にしてみました。
出力パネルと発電実績の推移
調べた結果、概ねパネル出力が伸びれば発電実績も伸びていることが確認できました。また、季節による発電実績の差が大きいことを再認識しました。パネル出力に変動がない「いちごグリーンIF」が分かりやすいですが、発電実績の最大と最小で2倍以上の開きがあります。
太陽光パネルには寿命があり、約20年ほどと言われています。今回調べた期間は最大で4年ほどですが、パネルの劣化はまだ感じられません。スポンサーで何年か稼働してから投資法人が購入していると思いますが、それでも高々10年ぐらいで劣化が感じられると、ちょっと心配になるところでした。大方の投資法人は規模拡大するので分かりづらいところですが…。
タカラレーベン・インフラ投資法人
いちごグリーンインフラ投資法人
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
東京インフラ・エネルギー投資法人
エネクス・インフラ投資法人
ジャパン・インフラファンド投資法人
計画比発電実績
最後に各投資法人が毎月リリースしている発電実績の計画比をまとめてみました。投資法人によっては1年間分の計画を出すところもあったり、実績と同時に出したりと様々なのであんまり意味はないですが、賃料の基礎になる部分なので、計画と大きく乖離するようなことは好ましくないはずです。
投資法人が多くてグラフ見づらいですね…。ざっくり見てみると、「いちごグリーンIF」と「日本再生可能エネルギー」が安定している印象を受けます。「いちごグリーンIF」はパネル出力の増減がないので予測しやすいところがあるかもしれませんが、規模を定期的に拡大している「日本再生可能エネルギー」が安定しているのは評価高いですね。
「日本再生可能エネルギー」のポートフォリオを見てみると、全国に満遍なく設置されていて、この辺が安定感の源になっていそうです。利益超過分配金の割合がもう少し小さくなればいいんですが。
逆に九州偏重の「カナディアンソーラーIF」は良い時も悪い時も九州次第です。