ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。
((1/31時点の持ち株数)-(10/31時点の持ち株数))*(1/31時点の株価)
(10/31時点の持ち株数)=(10/31時点の保有評価額)×(10/31時点の円/ドル)/(10/31時点の株価)
(1/31時点の持ち株数)=(1/31時点の保有評価額)×(1/31時点の円/ドル)/(1/31時点の株価)
フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て1/31の株価で計算しているため正確ではないので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。
perとpbrは2020年4月16日のものです。
買ってる上位10位
FLPSXに続いて、こちらも0です。集計の結果、僅かに買ってそうな銘柄もありそうですが、誤差の範囲内に収まるレベルでした。前回、3500円ぐらいまで下がってくれないかなと書いていた沖縄セルラー(東J・9436)ですが、昨今のコロナショックでずいぶん下がっていたので100株だけ購入しました。3200円まで下がったときに、3000円割れたら買おうと欲をかいてしまったため、約3700円での購入になってしまいました。3200円のときに買っていれば、3月配当+優待も取得できていたのに…。
売ってる上位10位
1位 東芝プラントシステム(東1・1983)東芝のTOBにより上場廃止
売却額(概算):11億円主な事業内容:プラント建設
PER:-倍
PBR:-倍
配当利回り:-%
2位 伊藤忠商事(東1・8001)
売却額(概算):4億2000万円主な事業内容:総合商社
PER:6.3倍
PBR:1.06倍
配当利回り:4.02%
3位 Zホールディングス(東1・4689)
売却額(概算):2億6000万円主な事業内容:Yahoo!Japan、アスクル、ZOZO
PER:22.3倍
PBR:2.34倍
配当利回り:2.41%
4位 ウチダエスコ(東J・4699)
売却額(概算):1億7000万円主な事業内容:パソコンネット保守
PER:12.44倍
PBR:1.78倍
配当利回り:1.36%
5位 東京センチュリー(東1・8439)
売却額(概算):1億2000万円主な事業内容:リース
PER:7.83倍
PBR:0.85倍
配当利回り:3.8%
6位 三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)
売却額(概算):1億2000万円主な事業内容:金融
PER:5.28倍
PBR:0.34倍
配当利回り:6.67%
7位 ジーテクト(東1・5970)
売却額(概算):6000万円主な事業内容:自動車部品(骨格プレス)
PER:6.31倍
PBR:0.37倍
配当利回り:4.6%
8位 芙蓉総合リース(東1・8424)
売却額(概算):5000万円主な事業内容:リース
PER:6.03倍
PBR:0.59倍
配当利回り:3.75%
9位 ケーズホールディングス(東1・8282)
売却額(概算):5000万円主な事業内容:家電量販店(ケーズデンキ)
PER:9.84倍
PBR:0.97倍
配当利回り:2.64%
10位 ニトリホールディングス(東1・9843)
売却額(概算):5000万円主な事業内容:家具
PER:23.96倍
PBR:3.24倍
配当利回り:0.71%
「売却額(概算)」は2019年5月から2019年7月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。
FLPSXと同様に大半の銘柄が広く売られていて、保有額上位がこちらでも上位に。
個別にみていくと、ウチダエスコ(東J・4699)は面白そうですね。保有額上位でもないのに売却額上位ですが、「Windows7搭載PCが1500万台残存」、「全ての小中学生にIT端末」あたりを材料として12月に急騰していて、高くなりすぎて売却したのかな。その後、コロナショックで急騰前の株価に戻っているので、ナイストレードですね。ただ、また最近テレワーク銘柄としてじわじわと上昇中です。学校・自治体向けが強いようで、不況でも底堅い感じがします。
四季報を見てみると、FDMLXは第2位の大株主ですね。売却分を考慮しても2位か3位か。
全量売却は1つだけ。
- 東芝プラントシステム(東1・1983)
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