2019年10月 買った売った日本株(BBHフィデリティロープライスドストックF)

2020年1月13日

投資

t f B! P L
2019年8月から2019年10月にかけてBBHフィデリティロープライスドストックFで売買された日本株を調べてみたブヒー。


前回(2019年07月)の記事はこちら。


ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((10/31時点の持ち株数)-(7/31時点の持ち株数))*(10/31時点の株価)

(7/31時点の持ち株数)=(7/31時点の保有評価額)×(7/31時点の円/ドル)/(7/31時点の株価)
(10/31時点の持ち株数)=(10/31時点の保有評価額)×(10/31時点の円/ドル)/(10/31時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て10/31の株価で計算しているため正確ではないので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。

perとpbrは2020年1月10日のものです。

買ってる上位10位

1位 穴吹興産(東1・8928)

投資額(概算):6000万円
主な事業内容:マンション販売
PER:5.21倍
PBR:0.77倍
配当利回り:3.13%

「投資額(概算)」は2019年8月から2019年10月にかけてファンドが投入した概算額になります。

徐々に投資額が減ってきてはいましたが、ついに1つだけの掲載となりました。投資額(概算)もそんなに大きくありません。また、新規購入銘柄はありません。

穴吹興産(東1・8928)は四国地盤のマンション販売を主な事業としている会社です。指標的に飛びつきたくなりますが、マンション販売という事業内容の会社はどこもこれぐらいの指標の不人気業種だったりします。

  • フージャースHD(東1・3284)
    • PER:8.41倍、PBR:0.92倍、利回り:4.94%
  • タカラレーベン(東1・8897)
    • PER:6.76倍、PBR:1.11倍、利回り:3.81%
  • FJネクスト(東1・8935)
    • PER:5.35倍、PBR:0.79倍、利回り:3.84%

業績は好調ですが、不況になったときにどれぐらい叩き売られるかが少し怖いところです。

2020年4月26日追記
1位の穴吹興産(東1・8928)ですが、2019年12月31日の株式分割が考慮されていませんでした。お詫びして訂正いたします。

売ってる上位10位

1位 リログループ(東1・8876)

売却額(概算):21億円
主な事業内容:企業の福利厚生代行
PER:33.19倍
PBR:8.68倍
配当利回り:0.94%

2位 大平洋金属(東1・5541)全量売却

売却額(概算):8億9000万円
主な事業内容:ステンレス鋼原料
PER:15.48倍
PBR:0.76倍
配当利回り:1.97%

3位 ユー・エス・エス(東1・4732)

売却額(概算):2億4000万円
主な事業内容:中古自動車オークション運営
PER:20.28倍
PBR:2.83倍
配当利回り:2.72%

4位 プロトコーポレーション(東1・4298)

売却額(概算):2億3000万円
主な事業内容:中古車雑誌・WEB
PER:11.12倍
PBR:1.65倍
配当利回り:2.18%

5位 富士興産(東1・5009)

売却額(概算):2億円
主な事業内容:JX石油販社
PER:11.24倍
PBR:0.6倍
配当利回り:2.36%

6位 ハイデイ日高(東1・7611)

売却額(概算):1億9000万円
主な事業内容:外食(日高屋)
PER:29.25倍
PBR:2.98倍
配当利回り:1.78%

7位 大黒天物産(東1・2791)

売却額(概算):1億7000万円
主な事業内容:岡山発祥のディスカウントスーパー
PER:19.47倍
PBR:1.4倍
配当利回り:0.75%

8位 クリエイトSDホールディングス(東1・3148)

売却額(概算):1億1000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:17.7倍
PBR:2.37倍
配当利回り:1.32%

9位 サンドラッグ(東1・9989)

売却額(概算):8000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:18.68倍
PBR:2.59倍
配当利回り:1.7%

10位 ワッツ(東1・2735)

売却額(概算):8000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:23.52倍
PBR:0.81倍
配当利回り:1.63%

「売却額(概算)」は2019年8月から10月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。

リログループ(東1・8876)が1位です。売却額が大きいですが、全量売却ではありません。昨年から徐々に売却しており、結構な利益がでてるんではないかと思います。うらやましい。

さすがに売ってる方で個人的に買いたいなと思える銘柄はありませんが、ユー・エス・エス(東1・4732)は20期連続増配で、そこそこの利回り、株価はそこそこ安定、優待ありと良い感じです。そこそこの利回りでも連続増配によって株価上昇が見込めるんではないかと、1,2年前に購入を検討した覚えがあります。ただ、中古自動車オークション会場運営という事業内容が、今後大きく伸びていくようなストーリーが思い描けず、また各指標をNTTドコモ(東1・9437)やKDDI(東1・9433)、オリックス(東1・8591)などと比較すると弱いと考えて購入まで至りませんでした。もう少し資金に余裕があれば、セクター分散の意味でも購入したいですね。

全量売却は以下の2銘柄です。
  • 大平洋金属(東1・5541)
  • 進学会ホールディングス(東1・9760)

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