前回(2019年4月)の記事はこちら。
ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。
((7/31時点の持ち株数)-(4/30時点の持ち株数))*(7/31時点の株価)
(4/30時点の持ち株数)=(4/30時点の保有評価額)×(4/30時点の円/ドル)/(4/30時点の株価)
(7/31時点の持ち株数)=(7/31時点の保有評価額)×(7/31時点の円/ドル)/(7/31時点の株価)
フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て7/31の株価で計算しているため正確ではないので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。
perとpbrは2019年10月15日のものです。
買ってる上位10位
1位 三菱商事(東1・8058)
投資額(概算):2億7000万円主な事業内容:総合商社
PER:6.86倍
PBR:0.75倍
配当利回り:4.64%
2位 IJTテクノロジーホールディングス(東2・7315)
投資額(概算):2億円主な事業内容:自動車部品
PER:3.95倍
PBR:0.33倍
配当利回り:3.63%
3位 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
投資額(概算):1億7000万円主な事業内容:金融
PER:7.8倍
PBR:0.43倍
配当利回り:4.6%
4位 芙蓉総合リース(東1・8424)
投資額(概算):1億6000万円主な事業内容:リース
PER:7.7倍
PBR:0.77倍
配当利回り:2.99%
5位 エリアリンク(東マ・8914)新規購入
投資額(概算):6000万円主な事業内容:トランクルーム運営
PER:9.87倍
PBR:0.75倍
配当利回り:3.41%
6位 三谷商事(東2・8066)
投資額(概算):6000万円主な事業内容:商社(情報、建設、エネルギー)
PER:13.62倍
PBR:1.11倍
配当利回り:1.17%
7位 システムリサーチ(東1・3771)
投資額(概算):5000万円主な事業内容:情報システム構築
PER:15.81倍
PBR:2.8倍
配当利回り:1.67%
8位 ハリマ共和物産(東2・7444)
投資額(概算):5000万円主な事業内容:日用品、化粧品卸し
PER:7.59倍
PBR:0.53倍
配当利回り:2.22%
9位 ホソカワミクロン(東1・6277)新規購入
投資額(概算):3000万円主な事業内容:粉体関連装置
PER:7.35倍
PBR:0.8倍
配当利回り:2.99%
10位 カノークス(名2・8076)
投資額(概算):3000万円主な事業内容:鉄鋼
PER:6.89倍
PBR:0.38倍
配当利回り:4.35%
「投資額(概算)」は2019年5月から2019年7月にかけてファンドが投入した概算額になります。
若干売りが優勢ですが、小規模に買ってる印象ですね。
個人的に気になるのは5位のエリアリンク(東マ・8914)です。過去に気になって株価を監視していた時期がありました。その時はスルスル株価が2500円ぐらいまで上がってしまい、やむなく監視対象から外したんでした。それが今では1100円台まで下がっているとは…。指標的にも良さそうなので、下がってきた理由を調べてみて、納得できるようであれば打診買いしてみようかな。
また、額は大きくないものの、新規購入が多いです。
- 5位 エリアリンク(8914)
- 9位 ホソカワミクロン(6277)
- 12位 三洋貿易(3176)
- 18位 データ・アプリケーション(3848)
- 21位 マルカ(7594)
- 27位 アクシーズ(1381)
- 28位 昭和パックス(3954)
- 31位 岡谷鋼機(7485)
売ってる上位10位
1位 日立化成(東1・4217)全量売却
売却額(概算):6億円主な事業内容:自動車部品、蓄電池
PER:25.34倍
PBR:1.75倍
配当利回り:1.7%
2位 伊藤忠商事(東1・8001)
売却額(概算):2億3000万円主な事業内容:総合商社
PER:6.75倍
PBR:1.17倍
配当利回り:3.75%
3位 九州旅客鉄道(東1・9142)
売却額(概算):1億6000万円主な事業内容:JR九州
PER:13.23倍
PBR:1.36倍
配当利回り:2.65%
4位 三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)
売却額(概算):1億3000万円主な事業内容:金融
PER:7.28倍
PBR:0.48倍
配当利回り:4.84%
5位 ヤフー(東1・4689)現在の社名はZホールディングス
売却額(概算):1億2000万円主な事業内容:Yahoo!Japan、アスクル
PER:19.36倍
PBR:2.07倍
配当利回り:2.66%
6位 アサンテ(東1・6073)全量売却
売却額(概算):1億円主な事業内容:シロアリ駆除
PER:14.24倍
PBR:2.0倍
配当利回り:2.96%
7位 富士興産(東1・5009)全量売却
売却額(概算):9000万円主な事業内容:JX石油販社
PER:11.21倍
PBR:0.6倍
配当利回り:2.36%
8位 eBase(東1・3835)
売却額(概算):4000万円主な事業内容:商品情報管理システム
PER:31.05倍
PBR:6.33倍
配当利回り:0.96%
9位 日本コンセプト(東1・9386)
売却額(概算):3000万円主な事業内容:運送(化学薬品)
PER:14.65倍
PBR:1.91倍
配当利回り:2.11%
10位 大平洋金属(東1・5541)
売却額(概算):2000万円主な事業内容:ステンレス鋼原料
PER:16.47倍
PBR:0.72倍
配当利回り:1.9%
「売却額(概算)」は2019年5月から2019年7月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。
2位伊藤忠商事(東1・8001)と5位ヤフー(東1・4689)は前回、前々回と買ってる方の上位だったのでびっくりです。額は大きくないですが、切り替え早い…。
伊藤忠商事(東1・8001)を売って三菱商事(東1・8058)を買うという総合商社リバランス。同様に、三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)を売って、三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8316)を買うという金融リバランス。
新規購入も多かった今回ですが、全量売却も多いです。
- 1位 日立化成(4217)
- 6位 アサンテ(6073)
- 7位 富士興産(5009)
- 12位 シーアールイー(3458)
- 13位 GMOインターネット(9449)
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