2025年07月 買った売った日本株(BBHフィデリティロープライスドストックF)

2025年10月27日

投資

t f B! P L

2025年5月から2025年7月にかけてBBHフィデリティロープライスドストックFで売買された日本株を調べてみたブヒー。

前回(2025年4月)の記事はこちら。


ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((7/31時点の持ち株数)-(4/30時点の持ち株数))*(7/31時点の株価)
(4/30時点の持ち株数)=(4/30時点の保有評価額)×(4/30時点の円/ドル)/(4/30時点の株価)
(7/31時点の持ち株数)=(7/31時点の保有評価額)×(7/31時点の円/ドル)/(7/31時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て7/31の株価で計算しているため正確でなく予測値なので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。

PERとPBR、配当利回りは2025年7月11日のものになります(予想値)

買ってる上位10位

1位 帝国電機製作所(東P・6333)

購入額(概算):1億8000万円
主な事業内容:機械
PER:14.35倍
PBR:1.62倍
配当利回り:3.44%

2位 アルプス技研(東P・4641)

購入額(概算):1億円
主な事業内容:技術者派遣
PER:14.44倍
PBR:2.82倍
配当利回り:3.45%

3位 旭情報サービス(東S・9799)

購入額(概算):1000万円
主な事業内容:システム開発・運用
PER:12.83倍
PBR:1.33倍
配当利回り:3.21%

「購入額(概算)」は2025年5月から2025年7月にかけてファンドが投入した概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.00%(前回から0.87ptダウン)、また、概算で266億円の売り越しでした。

前回は売ってる方が優勢でしたが、今回も引き続き売却優勢の新規購入なしとなりました。

帝国電機製作所(東P・6333)

前々回(2025年1月)から3回連続でランクインとなりました。これだけ買い続けても日本株保有評価額順ではまだ中位といったところです。一方で、ファンドは第10位の大株主となりました。じわじわ買い進めている理由として、時価総額が約500億円とそこまで大きくないことから流動性を勘案している可能性がありそうです。

キャンドモータポンプで世界シェアトップの企業です。これから大きな伸びが期待できる市場ではありませんが、技術力はもちろん、故障が発生すると事故に発展しそうな場面で使用されることが多そうなことから信頼性も求められそうです。

2026年4月1日から社名を「株式会社TEIKOKU」と変更することが決まっています。『帝国』という字面の強さが好きだったんですが…。

新規購入

なし

売ってる上位10位

1位 コスモス薬品(東P・3349)

売却額(概算):75億7000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:17.96倍
PBR:2.25倍
配当利回り:1.02%

2位 フクダ電子(東S・6960)

売却額(概算):30億6000万円
主な事業内容:医療機器製造
PER:11.51倍
PBR:1.14倍
配当利回り:2.51%

3位 IHI(東P・7013)全量売却

売却額(概算):22億4000万円
主な事業内容:総合重機
PER:28.21倍
PBR:7.02倍
配当利回り:0.63%

4位 第一建設工業(東S・1799)

売却額(概算):15億4000万円
主な事業内容:線路工事
PER:13.49倍
PBR:0.9倍
配当利回り:3.79%

5位 PALTAC(東P・8283)

売却額(概算):14億円
主な事業内容:日用品卸し
PER:13.32倍
PBR:1.02倍
配当利回り:2.52%

6位 フジ・コーポレーション(東P・7605)全量売却(上場廃止)

売却額(概算):13億円
主な事業内容:タイヤ・ホイール販売
PER:-倍
PBR:-倍
配当利回り:-%

7位 レイズネクスト(東P・6379)

売却額(概算):9億6000万円
主な事業内容:製油所メンテ
PER:13.39倍
PBR:1.27倍
配当利回り:4.53%

8位 アスクル(東P・2678)

売却額(概算):9億3000万円
主な事業内容:ECサイト運営(アスクル)
PER:19.67倍
PBR:1.74倍
配当利回り:2.62%

9位 ミライト・ワン(東P・1417)全量売却

売却額(概算):8億4000万円
主な事業内容:通信工事
PER:12.79倍
PBR:1.04倍
配当利回り:2.8%

10位 MARUWA(東P・5344)

売却額(概算):7億8000万円
主な事業内容:電子部品用セラミック
PER:24.71倍
PBR:3.87倍
配当利回り:0.25%

「売却額(概算)」は2025年5月から2025年7月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.00%(前回から0.87tダウン)、また、概算で266億円の売り越しでした。

新規購入はありませんでしたが、全量売却は多い回となりました。上場廃止による全量売却が多くあり、M&Aや資本効率化、親子上場の解消など理由は様々ですが、今までの市場とは変わってきたことを感じさせます。

コスモス薬品(東P・3349)

保有額ランキングで大きく順位を下げていたので想定通りではありますが、断トツ1位の売却額となりました。時価総額が約6000億円と中型株ぐらいの規模はあるので、短期間で大きく売却できたのかもしれません。とはいえ、時価総額の1%以上を売却ですね。

IHI(東P・7013)全量売却

前回、大きく売却したなと思っていたら、もう全量売却です。売買スピードは時価総額次第というのもありそう。

ミライト・ワン(東P・1417)

データセンター需要に期待して個人的に購入を検討していた銘柄でした。検討していた時期から株価は大きく上昇してしまい、今では目にすると少し悔しい気持ちです。コムシスHD(東P・1721)とエクシオグループ(東P・1951)も騰がっちゃいましたね。

全量売却

全量売却は以下の5銘柄です。

  • IHI(東P・7013)
  • フジ・コーポレーション(東P・7605)上場廃止
  • ミライト・ワン(東P・1417)
  • 千代田インテグレ(東S・6915)
  • INPEX(東P・1605)

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