2022年2月から2022年4月にかけてBBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズFで売買された日本株を調べてみたブヒー。
ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。
((4/29時点の持ち株数)-(1/31時点の持ち株数))*(4/29時点の株価)(1/31時点の持ち株数)=(1/31時点の保有評価額)×(1/31時点の円/ドル)/(1/31時点の株価)
(4/29時点の持ち株数)=(4/29時点の保有評価額)×(4/29時点の円/ドル)/(4/29時点の株価)
フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て4/29の株価で計算しているため正確ではなく予測値なので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。
PERとPBR、配当利回りは2022年8月19日のものになります(予想値)買ってる上位10位
1位 TIS(東P・3626)新規購入
購入額(概算):6億7000万円主な事業内容:システムインテグレータ
PER:25.2倍
PBR:3.46倍
配当利回り:1.16%
2位 日本化学工業(東P・4092)
購入額(概算):2000万円主な事業内容:工業薬品
PER:13.56倍
PBR:0.45倍
配当利回り:3.25%
「購入額(概算)」は2022年2月から2022年4月にかけてファンドが投入した概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.85%(前回から6.03ptダウン)、また、概算で890億円の売り越しでした。
新規購入銘柄は1銘柄だけです。
- TIS(東P・3626)
ほぼ全面的に売りです。その中でそこそこの規模で新規購入したTIS(東P・3626)が目立ちますね。
売ってる上位10位
1位 伊藤忠商事(東P・8001)
売却額(概算):370億円主な事業内容:総合商社
PER:7.91倍
PBR:1.36倍
配当利回り:3.35%
2位 大東建託(東P・1878)全量売却
売却額(概算):63億円主な事業内容:建設(サブリース)
PER:13.15倍
PBR:2.51倍
配当利回り:3.81%
3位 フクダ電子(東S・6960)
売却額(概算):52億円主な事業内容:医療機器製造
PER:10.88倍
PBR:0.8倍
配当利回り:2.72%
4位 芙蓉総合リース(東P・8424)
売却額(概算):40億円主な事業内容:リース
PER:6.81倍
PBR:0.74倍
配当利回り:3.86%
5位 リコーリース(東P・8566)全量売却
売却額(概算):35億円主な事業内容:リース
PER:8.58倍
PBR:0.58倍
配当利回り:3.59%
6位 ATグループ(名証・8293)全量売却(上場廃止)
売却額(概算):28億円主な事業内容:中部地方のトヨタディーラー
PER:-倍
PBR:-倍
配当利回り:-%
7位 ディップ(東P・2379)全量売却
売却額(概算):23億円主な事業内容:求人情報サイト
PER:24.14倍
PBR:6.31倍
配当利回り:1.66%
8位 ケーズホールディングス(東P・8282)全量売却
売却額(概算):22億円主な事業内容:家電量販店(ケーズデンキ)
PER:8.42倍
PBR:0.9倍
配当利回り:3.38%
9位 群馬銀行(東P・8334)全量売却
売却額(概算):21億円主な事業内容:銀行
PER:5.69倍
PBR:0.29倍
配当利回り:4.28%
10位 プリマハム(東P・2281)
売却額(概算):21億円主な事業内容:ハム
PER:11.97倍
PBR:1.0倍
配当利回り:2.93%
「売却額(概算)」は2022年2月から2022年4月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.85%(前回から6.03ptダウン)、また、概算で890億円の売り越しでした。
約890億円の売り越しということで、大きな額の売却が並んでいます。中でも1位:伊藤忠商事(東P・8001)の370億円売却が大きいですね。売り越し額の約42%を占めています。それでもFDMLXの保有日本株1位は変わらず。以前はFDXMLの日本株以外も含めたランキングで長らく2位でしたが、今回の売却で9位に下がっています。
全量売却は71銘柄です。
- 大東建託(東P・1878)
- リコーリース(東P・8566)
- ATグループ(名証・3658)上場廃止
- ディップ(東P・2379)
- ケーズホールディングス(東P・8282)
- 群馬銀行(東P・8334)
- 新生銀行(東P・8303)
- KDDI(東P・9433)
- オープンハウスグループ(東P・3288)
- 三井E&Sホールディングス(東P・7003)
- ハローズ(東P・2742)
- ASTI(東P・6899)
- ヤマダコーポレーション(東S・6392)
- ノジマ(東P・7419)
- 良品計画(東P・7453)
- オークネット(東P・3964)
- 名港海運(名証・9357)
- トクヤマ(東P・4043)
- システム情報(東P・3677)
- パピレス(東S・3641)
- 山善(東P・8051)
- 第一実業(東P・8059)
- コンドーテック(東P・7438)
- ミライト・ホールディングス(東P・1417)
- CDS(東S・2169)
- G-7ホールディングス(東P・7508)
- エリアリンク(東S・8914)
- 学情(東P・2301)
- アイエーグループ(東S・7509)
- ヒノキヤグループ(東P・1413)上場廃止
- ライドオンエクスプレスホールディングス(東P・6082)
- Hamee(東P・3134)
- 新日本建設(東P・1879)
- パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東P・7532)
- あいホールディングス(東P・3076)
- キトー(東P・6409)上場廃止予定
- ティーガイア(東P・3738)
- SPK(東P・7466)
- 科研製薬(東P・4521)
- 福井コンピュータホールディングス(東P・9790)
- ヒガシトゥエンティワン(東S・9029)
- JFEシステムズ(東S・4832)
- クルーズ(東S・2138)
- アルコニックス(東P・3036)
- 三ツ星ベルト(東P・5192)
- セブン銀行(東P・8410)
- エクセディ(東P・7278)
- アルトナー(東P・2163)
- 大日精化工業(東P・4116)
- RKB毎日ホールディングス(名証・9407)
- ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(東P・4433)
- 旭情報サービス(東S・9799)
- コネクシオ(東P・9422)
- ニチアス(東P・5393)
- 中央紙器工業(名証・3952)
- ティア(東S・2485)
- センチュリー21・ジャパン(東S・8898)
- ポールトゥウィンホールディングス(東P・3657)
- オカモト(東P・5122)
- 昭和パックス(東S・3954)
- ビーアールホールディングス(東P・1726)
- サンリン(東S・7486)
- 日鉄ソリューションズ(東P・2327)
- ヤマウホールディングス(東S・5284)
- アクシーズ(東S・1381)
- ナカノフドー建設(東S・1827)
- 椿本チエイン(東P・6371)
- りらいあコミュニケーションズ(東P・4708)
- 岡谷鋼機(名証・7485)
- ルネサンス(東P・2378)
- フォーバル(東P・8275)
上場廃止がいくつかあります。また、FLPSXの方で買っている銘柄も多くありますね。そのため、純粋に銘柄自体の魅力が失われて全量売却という形のものは見えづらくなっています。
ちなみに、伊藤忠商事(東P・8001)はFLPSXとFDMLXどちらも一部売却しています。
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