2020年04月 買った売った日本株(BBHフィデリティロープライスドストックF)

2020年8月15日

投資

t f B! P L
2020年2月から2020年4月にかけてBBHフィデリティロープライスドストックFで売買された日本株を調べてみたブヒー。



前回(2020年01月)の記事はこちら。


ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((4/30時点の持ち株数)-(1/31時点の持ち株数))*(4/30時点の株価)

(1/31時点の持ち株数)=(1/31時点の保有評価額)×(1/31時点の円/ドル)/(1/31時点の株価)
(4/30時点の持ち株数)=(4/30時点の保有評価額)×(4/30時点の円/ドル)/(4/30時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て4/30の株価で計算しているため正確ではないので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。

perとpbrは2020年8月14日のものです。

買ってる上位10位

1位 クリエイトSDホールディングス(東1・3148)

購入額(概算):2億5000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:22.05倍
PBR:2.87倍
配当利回り:1.07%

2位 コスモス薬品(東1・3349)

購入額(概算):1億8000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:34.33倍
PBR:5.14倍
配当利回り:2.38%

3位 サンドラッグ(東1・9989)

購入額(概算):1億4000万円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:20.85倍
PBR:2.52倍
配当利回り:1.69%

4位 カーブスホールディングス(東1・7085)新規購入

購入額(概算):1億3000万円
主な事業内容:フィットネスクラブ(カーブス)
PER:155倍
PBR:6.39倍
配当利回り:0.65%

5位 ベルク(東1・9974)

購入額(概算):1億1000万円
主な事業内容:埼玉県中心の食品スーパー(イオン15%)
PER:19.52倍
PBR:2.32倍
配当利回り:0.99%

6位 パーソルホールディングス(東1・2181)

購入額(概算):1億円
主な事業内容:人材派遣
PER:30.25倍
PBR:2.66倍
配当利回り:1.17%

7位 いすゞ自動車(東1・7202)

購入額(概算):9200万円
主な事業内容:トラック、バスメーカー
PER:64.02倍
PBR:1.53倍
配当利回り:1.53%

8位 パイオラックス(東1・5988)

購入額(概算):8500万円
主な事業内容:自動車向け精密ばねと工業用ファスナー
PER:18.55倍
PBR:0.64倍
配当利回り:2.73%

9位 トーカロ(東1・3433)

購入額(概算):7500万円
主な事業内容:金属加工
PER:17.24倍
PBR:1.8倍
配当利回り:2.1%

10位 トランコム(東1・9058)

購入額(概算):6600万円
主な事業内容:運送
PER:16.0倍
PBR:1.9倍
配当利回り:1.43%

「購入額(概算)」は2020年2月から2020年4月にかけてファンドが投入した概算額になります。

最近は購入銘柄が10銘柄に満たないことが多く、前回ついに0でしたが、久しぶりに10位まで揃いました。むしろ今回は、銘柄数でいうと購入と売却の割合は7:3ぐらいで購入銘柄の方が多いです。

前回は売却の方で登場していたドラッグストアの3銘柄、クリエイトSDホールディングス(東1・3148)、コスモス薬品(東1・3349)、サンドラッグ(東1・9989)が、上位3つを占めることになりました。3銘柄とも株価はコロナショックで一時的に下がったものの、そこからV字回復を果たして、コロナショック前以上に上昇中です。直近の決算もそれぞれ好調で、文句のつけようがないナイストレードです。自分はまだ下がるんじゃないかと思って、買えなかったなぁ。

新規購入は1銘柄。4位のカーブスホールディングス(東1・7085)です。本ファンドではコシダカホールディングス(東1・2157)を保有しているので、購入と言うことではなく、ほぼほぼその割り当て分だけのようです。

前回は広く多くの銘柄を売っていましたが、今回は広く多くの銘柄を買っているイメージで、前回売却している銘柄でも今回購入していたりとファンドの腕の見せ所といったところでしたね。

売ってる上位10位

1位 Zホールディングス(東1・4689)

売却額(概算):37億円
主な事業内容:Yahoo!Japan、アスクル、ZOZO
PER:56.52倍
PBR:4.01倍
配当利回り:1.36%

2位 ケーズホールディングス(東1・8282)

売却額(概算):16億円
主な事業内容:家電量販店(ケーズデンキ)
PER:12.06倍
PBR:1.22倍
配当利回り:2.09%

3位 エクセル(東1・7591)上場廃止

売却額(概算):11億円
主な事業内容:電子部品商社
PER:-倍
PBR:-倍
配当利回り:-%

4位 JSR(東1・4185)

売却額(概算):3億9000万円
主な事業内容:合成ゴム
PER:34.15倍
PBR:1.29倍
配当利回り:2.52%

5位 ユー・エス・エス(東1・4732)

売却額(概算):1億9000万円
主な事業内容:中古自動車オークション運営
PER:23.9倍
PBR:2.42倍
配当利回り:3.15%

6位 ハイデイ日高(東1・7611)

売却額(概算):1億7000万円
主な事業内容:外食(日高屋)
PER:67.8倍
PBR:2.45倍
配当利回り:2.12%

7位 ヤオコー(東1・8279)

売却額(概算):1億6000万円
主な事業内容:埼玉県中心の食品スーパー
PER:24.61倍
PBR:3.15倍
配当利回り:0.77%

8位 エスケー化研(東J・4628)

売却額(概算):1億5000万円
主な事業内容:建築仕上げ
PER:14.06倍
PBR:0.89倍
配当利回り:0.91%

9位 リコーリース(東1・8566)

売却額(概算):1億3000万円
主な事業内容:リース
PER:7.79倍
PBR:0.48倍
配当利回り:3.33%

10位 名港海運(名2・9357)

売却額(概算):7000万円
主な事業内容:運送(名古屋港拠点の港運)
PER:14.97倍
PBR:0.4倍
配当利回り:1.28%

「売却額(概算)」は2020年2月から2020年4月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。

全体的に売却している銘柄数は多くないものの、上位銘柄の売却額は大きくなっています。前回の記事で
上位の売却額を見てみると、そこまで大きくなく厚く保有している銘柄が多いことから、ある程度全体を定量的に減らしたのかなと考えています。特定の銘柄を大きく売却したわけではないのでコメントしづらいところです。次回も同様の動きがみられるのではないかと思っています。
なんてことを書いていて、全然当たっていない…。

Zホールディングス(東1・4689)の37億円とケーズホールディングス(東1・8282)の11億円はなかなか大きいですね。どちらも前回から引き続き大きな売却になりますが、直近の1Q決算をみると、巣ごもりと給付金による追い風があって、業績好調です。どうなるでしょうか。

売却している業種に偏りはなさそうです。買ってる銘柄5位ベルク(東1・9974)と売ってる銘柄7位のヤオコー(東1・8279)はどちらも埼玉県中心の食品スーパーだったりします。ユー・エス・エス(東1・4732)とリコーリース(東1・8566)は1Q決算では減収減益、通期の予想も減収減益ですが、増配を予定しています。やはり成長性重視ということでしょうね。配当利回りも良いですし、優待もあるのですが、ファンドの投資方針はバリュー株ですから。

全量売却は以下の2銘柄です。
  • エクセル(東1・7591)上場廃止
  • くら寿司(東1・2695)

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