2019年01月 買った売った日本株(BBHフィデリティロープライスドストックF)

2019年5月1日

投資

t f B! P L
2018年10月から2019年1月にかけてBBHフィデリティロープライスドストックFで売買された日本株を調べてみたブヒー。


前回(2018年10月)の記事はこちら。


ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((1/31時点の持ち株数)-(10/31時点の持ち株数))*(1/31時点の株価)

(10/31時点の持ち株数)=(10/31時点の保有評価額)×(10/31時点の円/ドル)/(10/31時点の株価)
(1/31時点の持ち株数)=(1/31時点の保有評価額)×(1/31時点の円/ドル)/(1/31時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て1/31の株価で計算しているため正確ではないので、あくまで雰囲気ぐらいの把握で考えてもらえるといいと思います。

perとpbrは2019年4月26日のものです。

買ってる上位10位

1位 ヤフー(東1・4689)

投資額(概算):17億円
主な事業内容:Yahoo! Japan、アスクル
PER:16.09倍
PBR:1.89倍
配当利回り:2.99%

2位 伊藤忠商事(東1・8001)

投資額(概算):17億円
主な事業内容:総合商社
PER:6.08倍
PBR:1.08倍
配当利回り:4.15%

3位 アルゴグラフィックス(東1・7595)

投資額(概算):7億6000万円
主な事業内容:ITサービス(CADシステム)
PER:14.5倍
PBR:1.83倍
配当利回り:1.98%

4位 プロシップ(東1・3763)

投資額(概算):3億4000万円
主な事業内容:ITサービス(会計パッケージ)
PER:17.21倍
PBR:2.27倍
配当利回り:2.96%

5位 大和冷機工業(東1・6459)新規購入

投資額(概算):2億1000万円
主な事業内容:業務用冷蔵庫
PER:16.8倍
PBR:1.04倍
配当利回り:0.77%

6位 ハイデイ日高(東1・7611)

投資額(概算):7600万円
主な事業内容:外食(日高屋)
PER:24.62倍
PBR:3.08倍
配当利回り:1.78%

7位 あらた(東1・2733)

投資額(概算):7100万円
主な事業内容:日用品卸(ドラッグストアやホームセンターへ)
PER:10.97倍
PBR:0.89倍
配当利回り:2.01%

8位 名港海運(名2・9357)

投資額(概算):4900万円
主な事業内容:運送(名古屋港拠点の港運)
PER:8.17倍
PBR:0.4倍
配当利回り:1.72%

9位 コンドーテック(東1・7438)

投資額(概算):3700万円
主な事業内容:建築商社
PER:9.51倍
PBR:1.02倍
配当利回り:2.66%

10位 ダイト(東1・4577)

投資額(概算):2600万円
主な事業内容:医薬品製造
PER:14.47倍
PBR:1.52倍
配当利回り:1.0%


「投資額(概算)」は2018年10月から2019年1月にかけてファンドが投入した概算額になります。

前回より額は少なくなりましたが、ヤフー(東1・4689)と伊藤忠商事(東1・8001)を引き続き大きく買い増しています。新規で購入した銘柄はフィデリティロープライスドストックF全体でも5位の大和冷機工業(東1・6459)だけです。全体的に前回と比べるとランクインする銘柄の購入額は減っています。

個人的に面白いと思ったのは8位の名港海運(名2・9357)です。買い増しですが、名証2部の銘柄までチェックしてるとは。米中貿易戦争の漁夫の利を得られると考えるならば、いい銘柄かもしれないですね。これで配当利回りが高ければ…。

2020年4月26日追記
4位のプロシップ(東1・3763)ですが、2019年1月31日の株式分割を考慮していませんでした。データを再度見直したところ、ほぼ売買なしの横ばいです。お詫びして訂正します。

売ってる上位10位

1位 ワークマン(東J・7564)全量売却

売却額(概算):50億円
主な事業内容:作業服の小売りチェーン店
PER:46.22倍
PBR:7.19倍
配当利回り:0.54%

2位 リログループ(東1・8876)

売却額(概算):24億円
主な事業内容:企業の福利厚生代行
PER:36.16倍
PBR:9.88倍
配当利回り:0.83%

3位 クスリのアオキ(東1・3549)

売却額(概算):13億円
主な事業内容:ドラッグストア
PER:26.51倍
PBR:5.01倍
配当利回り:0.23%

4位 レオパレス21(東1・8848)全量売却

売却額(概算):13億円
主な事業内容:不動産
PER:-倍
PBR:0.32倍
配当利回り:0%

5位 バローホールディングス(東1・9956)

売却額(概算):5億3000万円
主な事業内容:食品小売り
PER:16.15倍
PBR:1.19倍
配当利回り:1.77%

6位 サンマルクホールディングス(東1・3395)全量売却

売却額(概算):5億円
主な事業内容:外食(サンマルクカフェなど)
PER:15.96倍
PBR:1.15倍
配当利回り:2.48%

7位 テクノスマート(東2・6246)全量売却

売却額(概算):3億8000万円
主な事業内容:機械(化工機メーカー)
PER:8.17倍
PBR:0.79倍
配当利回り:4.34%

8位 UKCホールディングス(東1・3156)

売却額(概算):3億円
主な事業内容:電子部品商社(ソニー系)
PER:10.08倍
PBR:0.71倍
配当利回り:5.56%

9位 ナカニシ(東J・7716)

売却額(概算):2億9000万円
主な事業内容:歯科製品
PER:27.59倍
PBR:2.76倍
配当利回り:1.31%

10位 協和エクシオ(東1・1951)全量売却

売却額(概算):2億7000万円
主な事業内容:電気通信工事
PER:8.05倍
PBR:1.62倍
配当利回り:2.31%

「売却額(概算)」は2018年10月から2019年1月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。

ワークマン(JQ・7564)が全量売却となりました。投資関係ではないあちこちの媒体でワークマンの快進撃を見聞きするようになりましたし、実際に店舗での売り上げは良いんだと思いますが、もう各指標が高すぎますね。しかし、逆によくぞここまで我慢してフィデリティロープライスドストックFが持ってたなと。個人的にワークマンは持ってませんでしたが、PERが30倍超えてくるとそわそわしてくるので、持ってられなかっただろうなぁ。

全量売却ではないものの、同様にリログループ(東1・8876)も大きく売却してますね。ただ、今回売却分の倍以上まだ残っていますね。

ワークマン(JQ・7564)とリログループ(東1・8876)はその昔、購入を検討していた時期があるだけに悔しさがありますね。ワークマンは株主優待があったらおそらく購入してたなぁ。「予想は当たってた」という園田競馬場おじさん状態です。

今回は全量売却が多く、ランキングにはいっているところでは下記のようなところがあります。
  • ワークマン(東J・7564)
  • レオパレス21(東1・8848)
  • サンマルクホールディングス(東1・3395)
  • テクノスマート(東2・6246)
  • 協和エクシオ(東1・1951)
協和エクシオ(東1・1951)は前回新規購入したばかりだったのですが、早速の全量売却という…。

10位圏外では、以下のようなところが全量売却です。
  • 中野冷機(東J・6411)
  • サックスバーホールディングス(東1・9990)
  • トリドールホールディングス(東1・3397)
  • ナック(東1・9788)
配当利回りが高い銘柄を売って、低い銘柄を買っていたりと配当にはあまりこだわらない姿勢でぶれないですね。リセッションがそろそろ来るんじゃないかと言われている昨今、手堅く配当がでる銘柄に行きがちなところなので、個人的には見習いたい。

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