インフラファンドの比較 2019年2月

2019年2月24日

投資

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インフラファンドを比較してみたブヒー。


景気に左右されない安定した収入、高い利回りといったメリットをもつインフラファンドですが、先日のエネクス・インフラ投資法人(9286)の上場で現在6法人が上場しています。

既にエネクス以外は若干数保有していますが、もう少し買い増したいと考えています。物件取得やPOによる投資口価格の変動もあり、買い増しの構成比検討のためにまとめてみました。

各データ一覧

2019年2月23日現在、下記のようになっています。分配金利回りと利益超過分配金率は予定されている今後1年分です。

9281
9282
9283
9284
9285
9286
タカラレーベンいちご日本再生カナディアンソーラー東京インフラエネクス
物件数2515351855
パネル出力合計(MW)69.5529.4368.55105.6920.0737.68
パネル出力合計/物件数2.781.961.965.874.017.54
LTV53.20%58.50%52.40%49.80%57.70%-
分配金利回り6.33%5.98%7.02%7.45%7.97%7.03%
利益超過分配金率9.70%61.38%37.68%26.00%94.22%48.53%

個人的に買いたい順に並べる

タカラレーベン・インフラ(9281)

特に大きな弱点が見当たらないです。インフラファンドで唯一、日本格付研究所(JCR)の格付けA-を取得しています。分配金利回りに物足りなさはありますが、利益超過分配金率の低さが良い印象です。規模がカナディアンソーラー・インフラ(9284)に次いで2位というのも高評価です。

カナディアンソーラー・インフラ(9284)

パネルメーカーがスポンサーということで、垂直統合モデルのメリットを享受できるのではないかと。分配金利回りが高いのも良いですね。時価総額とパネル出力がこれらの法人の中でトップ。現在のポートフォリオが九州偏重なのがちょっと怖いです。

日本再生エネルギーインフラ(9283)

物件取得して規模拡大中。小さめの規模の物件が多く集まっている印象です。POによる資金取得も行ったので投資口価格も下降中。利益超過分配金率がもうちょっと下がってくれるとうれしいですね。

エネクス・インフラ(9286)

約半分の株を伊藤忠エネクス(8133)がもっているので安心感はありますね。上場したばかりでまだ運用状況が不明なことと、今後は太陽光以外の発電(風力、水力等)も積極的に取り入れるようなので、どうなるかしばらくは様子見ですね。
ホームページのパネル出力データの単位が間違ってますが、正しくは「MW」ですのでご注意ください。

いちごグリーンインフラ(9282)

東京インフラ・エネルギー(9285)

利益超過分配金率が高く、あまり積極的には買いたくないですね。改善されるまではこちらも様子見でしょうか。

不人気のインフラファンド

ファンドの運用がまだ始まったばかり

最も上場が古いタカラレーベン・インフラ(9281)でも2016年上場でまだ3年経っていません。また、規模が小さく、流動性もあまりありません。ただ、ファンド自体の数も増えているので、今後の改善に期待したいところです。

出力制御

去年10月から断続的に9回ほど九州電力管内で出力制御が実施されています。これまで影響は限定的なようですが、なんとも心配です。2/24にも実施するようです。
原発再稼働による出力制御増加のリスクもあることは留意する必要がありそうです。

FITの買取価格の低下

既に稼働中の物件に影響はありませんが、規模拡大の際には足かせになるかもしれません。

FITの買取期間終了後が不明瞭

稼働中の物件のFIT買取期間(20年)が終了した後にどうするかが不明瞭です。「FITの買取価格の低下」も同様ですが、パネル価格の低下と発電効率の上昇により、発電コストが近い将来、火力発電と戦えるようになることで解決しそうです。ただ、蓄電池の技術革新も進まないとなかなか広がらないのかなと思います。

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