2025年8月から2025年10月にかけてBBHフィデリティロープライスドストックFで売買された日本株を調べてみたブヒー。
前回(2025年7月)の記事はこちら。
ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。
((10/31時点の持ち株数)-(7/31時点の持ち株数))*(10/31時点の株価)(7/31時点の持ち株数)=(7/31時点の保有評価額)×(7/31時点の円/ドル)/(7/31時点の株価)
(10/31時点の持ち株数)=(10/31時点の保有評価額)×(10/31時点の円/ドル)/(10/31時点の株価)
フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て10/31の株価で計算しているため正確でなく予測値なので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。
PERとPBR、配当利回りは2026年1月28日のものになります(予想値)買ってる上位10位
1位 関西ペイント(東P・4613)
購入額(概算):10億8000万円主な事業内容:塗料
PER:12.84倍
PBR:1.6倍
配当利回り:4.46%
2位 加藤産業(東P・9869)新規購入
購入額(概算):9億4000万円主な事業内容:食品加工卸
PER:13.78倍
PBR:1.18倍
配当利回り:2.48%
3位 帝国電機製作所(東P・6333)
購入額(概算):2億9000万円主な事業内容:機械
PER:12.47倍
PBR:1.54倍
配当利回り:3.65%
4位 ルネサスエレクトロニクス(東P・6723)
購入額(概算):1億4000万円主な事業内容:半導体
PER:-倍
PBR:2.31倍
配当利回り:1.08%
5位 SUMCO(東P・3436)
購入額(概算):9000万円主な事業内容:半導体シリコンウエハー
PER:-倍
PBR:0.9倍
配当利回り:1.32%
6位 Genky DrugStores(東P・9267)
購入額(概算):8000万円主な事業内容:ドラッグストア
PER:16.37倍
PBR:2.19倍
配当利回り:0.31%
7位 旭情報サービス(東S・9799)
購入額(概算):8000万円主な事業内容:システム開発・運用
PER:12.28倍
PBR:1.65倍
配当利回り:2.51%
8位 東テク(東P・9960)
購入額(概算):8000万円主な事業内容:空調関連商社
PER:13.78倍
PBR:2.59倍
配当利回り:2.84%
9位 トーカロ(東P・3433)
購入額(概算):6000万円主な事業内容:金属加工
PER:18.22倍
PBR:2.42倍
配当利回り:2.74%
10位 上村工業(東S・4966)
購入額(概算):6000万円主な事業内容:金属加工
PER:20.92倍
PBR:2.63倍
配当利回り:1.6%
「購入額(概算)」は2025年8月から2025年10月にかけてファンドが投入した概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.18%(前回から0.18ptアップ)、また、概算で47億円の買い越しでした。
加藤産業(東P・9869)
新規購入はこの1銘柄だけで、なおかつ食品卸しという業種もあって馴染みのない会社だったので、少し調べてみました。
商品開発もしていますが、主な業態は酒類も含めた小売店向け食品卸しとなります。スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストア向けがメインとなりそうです。時価総額は約2000億円ほど。
株主構成は、三井物産(5.11%)、三菱商事(2.9%)、キユーピー(2.73%)、ハウス食品G(2.72%)、カゴメ(2.37%)などと分散しており、どこの系列にも属さない独立系と言えます。
中国と東南アジアに海外拠点を持ち、海外売上比率は約8%ほど。ROEは近年8~9%と優秀です。また、株主優待で自社商品を贈呈。
あらた(東P・2733)、PALTAC(東P・8283)など日用品卸しの保有は確認できていましたが、今後は食品卸しも保有割合を高めていくのかもしれませんね。
その他
新たにNE(東G・441A)が保有銘柄に加わっていますが、新規購入ではなくスピンオフ上場による割り当てなので、順位から除外しています。
新規購入
新規購入は以下の1銘柄です。
- 加藤産業(東P・9869)
売ってる上位10位
1位 クリエイトSDホールディングス(東P・3148)
売却額(概算):9億8000万円主な事業内容:ドラッグストア
PER:12.9倍
PBR:1.42倍
配当利回り:2.76%
2位 ダイワボウホールディングス(東P・3107)
売却額(概算):6億8000万円主な事業内容:商社(OA、繊維)
PER:8.52倍
PBR:1.65倍
配当利回り:3.33%
3位 ファースト住建(東S・8917)全量売却
売却額(概算):6億7000万円主な事業内容:住宅建設
PER:10.76倍
PBR:0.4倍
配当利回り:3.71%
4位 レイズネクスト(東P・6379)
売却額(概算):6億3000万円主な事業内容:製油所メンテ
PER:14.49倍
PBR:1.55倍
配当利回り:4.17%
5位 第一建設工業(東S・1799)
売却額(概算):3億6000万円主な事業内容:線路工事
PER:12.74倍
PBR:0.95倍
配当利回り:3.41%
6位 PALTAC(東P・8283)
売却額(概算):3億3000万円主な事業内容:日用品卸し
PER:13.37倍
PBR:1.0倍
配当利回り:2.49%
7位 アルゴグラフィックス(東P・7595)
売却額(概算):2億6000万円主な事業内容:ITシステム(CADシステム)
PER:5.39倍
PBR:2.34倍
配当利回り:2.72%
8位 アスクル(東P・2678)全量売却
売却額(概算):1億6000万円主な事業内容:ECサイト運営(アスクル)
PER:19.77倍
PBR:1.62倍
配当利回り:2.82%
9位 トリニティ工業(東S・6382)
売却額(概算):9000万円主な事業内容:塗装設備
PER:9.92倍
PBR:0.67倍
配当利回り:3.85%
10位 アクシーズ(東S・1381)全量売却
売却額(概算):7000万円主な事業内容:鶏肉国内大手
PER:14.37倍
PBR:1.13倍
配当利回り:2.59%
「売却額(概算)」は2025年8月から2025年10月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は8.18%(前回から0.18tアップ)、また、概算で47億円の買い越しでした。
新規購入はありませんでしたが、全量売却は多い回となりました。上場廃止による全量売却が多くあり、M&Aや資本効率化、親子上場の解消など理由は様々ですが、今までの市場とは変わってきたことを感じさせます。
クリエイトSDホールディングス(東P・3148)
前回の1位はコスモス薬品(東P・3349)でしたが、今回は同じドラッグストア銘柄のクリエイトSDHDとなりました。額は全然合いませんが、GenkyDrugStores(東P・9267)と銘柄入れ替えしているようにも見えてしまいます。
アスクル(東P・2678)全量売却
BtoCで馴染みのある銘柄が全量売却となりました。システム障害(サイバー攻撃起因)が発生したのが、2025年10月からなので、影響が大きく長いと見越しての全量売却だったのかもしれません。実際、完全の復旧したのは年明けだったので読みが当たったのかな。
全量売却
全量売却は以下の3銘柄です。
- ファースト住建(東S・8917)
- アスクル(東P・2678)
- アクシーズ(東S・1381)
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