BUFFALO おもいでばこ(PD-1000)の分解

2022年9月26日

t f B! P L

さよなら、おもいでばこ。お世話になりました。

分解に至るまで

2020年に起動しないという致命的な故障が発生してしまったおもいでばこですが、当時は新品買いなおすということで結論付けていたんでした。

ただ、その後、あれこれ思うところがあり、おもいでばこの購入ではなく、NASの購入を選択しました。その辺のことは後々ブログに書くとして…。

おもいでばこ(正確にはおもいでばこのバックアップ)からNASへの移行も無事に完了したところで、故障したおもいでばこの廃棄に着手することにしました。起動しなくなったとはいえ、そのまま捨ててしまうのはおもいでばこからHDDを取り出してサルベージされてしまう可能性もあるので危険です。起動が可能であれば、おもいでばこの機能でHDD0埋めフォーマットがあるので楽だったのですが。

そこで、おもいでばこからHDDを取り出して、HDDを物理的に破壊することにしました。

ご注意ください

個人的におもいでばこユーザとして戻ってくることはなさそうで、備忘録ということではありませんが、同様に起動しないおもいでばこを廃棄したいと思っている方、修理やクリーニングしたいと思っている方の参考になれば。分解することでバッファローの補償、修理が受けれなくなる可能性があるのでご注意ください。

分解してみる

まずはおもいでばこの外観を眺めてみますが、ネジが一つも見当たりません。ただ、押したりしてみると、上下に分かれそうな感じなので、間にマイナスドライバーをねじ込んでみたところ、ツメが外れて隙間が広がりました。今回は傷がついてしましましたが、自動車のインパネを外すようなプラスチックのヘラを使うことで傷は最小限に抑えられるかもしれません。

正面と側面はこの方法でツメが外れましたが、背面だけいくら頑張ってみても外れません。

背面はツメじゃなさそうですが、かといってネジは見当たりません。ただ、背面のパネルが接着剤でくっついていて、外すことでネジが確認できました。接着剤が強力でパネルが折り曲がってしまうので、再利用は難しそうです。シール剥がし剤使えばキレイに取れるかもしれませんが、背面に同じ形状の端子はないですし、マニュアルを見れば位置用途は分かるので、パネルはなくても困らなそうではあります。

ネジを外すとすんなり上下に分かれて、中身が確認できました。

使用されていたHDDは2.5インチTOSHIBA製。トルクスねじが小さくて合うドライバーがなかったため、開けてプラッタ破壊は断念しました。このまま外側からトンカチで変形するぐらい叩いて完了。プラッタ割れたかどうかは分かりませんが、実際にサルベージするのはかなり大変なはず。


いろいろ思うところ

こういったHDDやSSDなど記録媒体を使用して個人情報に準じる情報を保存する製品は、現状では故障する前に0埋め初期化して廃棄できるのがベストな気がします。メーカー側でも最近は0埋め初期化する機能を付けるのが当たり前になってきました。

ただ、故障等の何らかの理由でその機能が使えなくなる状況に対してなかなか無防備です。あまり詳しくない方であれば、読み出せなくなった時点でそのまま捨ててしまいそうです。自己責任といえばそうなんですが。

クラウドに保存という選択肢も流出のリスクがありますし、どうしたらいいのやら。

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