2021年07月 買った売った日本株(BBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズF)

2021年11月28日

投資

t f B! P L

2021年5月から2021年7月にかけてBBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズFで売買された日本株を調べてみたブヒー。


前回(2021年4月)の記事はこちら。

ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((7/30時点の持ち株数)-(4/30時点の持ち株数))*(7/30時点の株価)

(4/30時点の持ち株数)=(4/30時点の保有評価額)×(4/30時点の円/ドル)/(4/30時点の株価)
(7/30時点の持ち株数)=(7/30時点の保有評価額)×(7/30時点の円/ドル)/(7/30時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て7/30の株価で計算しているため正確ではなく予測値なので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。

PERとPBR、配当利回りは2021年11月26日のものになります(予想値)

買ってる上位10位

1位 全国保証(東1・7164)新規購入

購入額(概算):1億5000万円
主な事業内容:独立系信用保証
PER:12.26倍
PBR:2.05倍
配当利回り:2.58%

2位 オープンハウス(東1・3288)

購入額(概算):1億4000万円
主な事業内容:不動産(戸建て販売)
PER:11.82倍
PBR:2.9倍
配当利回り:1.84%

3位 東和薬品(東1・4553)

購入額(概算):1億円
主な事業内容:ジェネリック医薬品
PER:8.9倍
PBR:1.08倍
配当利回り:1.83%

4位 ワールドホールディングス(東1・2429)

購入額(概算):9000万円
主な事業内容:九州地盤の派遣製造
PER:9.31倍
PBR:1.6倍
配当利回り:3.21%

5位 伊藤忠商事(東1・8001)

購入額(概算):8000万円
主な事業内容:総合商社
PER:6.65倍
PBR:1.33倍
配当利回り:3.28%

6位 G-7ホールディングス(東1・7508)

購入額(概算):7000万円
主な事業内容:オートバックス、業務スーパーFC展開
PER:14.88倍
PBR:3.29倍
配当利回り:2.07%

7位 大東建託(東1・1878)新規購入

購入額(概算):6000万円
主な事業内容:建設(サブリース)
PER:13.13倍
PBR:2.39倍
配当利回り:3.77%

8位 WDBホールディングス(東1・2475)

購入額(概算):6000万円
主な事業内容:理化学系派遣
PER:19.47倍
PBR:2.72倍
配当利回り:1.53%

9位 カメイ(東1・8037)

購入額(概算):6000万円
主な事業内容:東北中心の石油・ガス卸し
PER:4.16倍
PBR:0.28倍
配当利回り:3.53%

10位 プレサンスコーポレーション(東1・3254)

購入額(概算):5000万円
主な事業内容:分譲マンション
PER:11.94倍
PBR:0.81倍
配当利回り:1.82%

「購入額(概算)」は2021年5月から2021年7月にかけてファンドが投入した概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は14.7%(前回から1.17ptダウン)でした。

ファンド内の日本株投資割合は減っていて、ランクインした銘柄の購入額も小規模ですが、新規購入銘柄は8銘柄となかなかの数になっています。

  • 全国保証(東1・7164)
  • 大東建託(東1・1878)
  • セブン銀行(東1・8410)
  • ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(東1・4433)
  • ミロク情報サービス(東1・9928)
  • ダイト(東1・4577)
  • ビーアールホールディングス(東1・1726)
  • ライドオンエクスプレスホールディングス(東1・6082)

東建コーポレーション(東1・1766)を調べた時に「大東建託(東1・1878)の方が良さそうに見える」と考えた通り、あの時に大東建託(東1・1878)を購入出来ていれば…。値嵩株なのと、配当性向50%をきっちり守る方針のために業績悪化でさらりと減配してしまうところが引っかかって買えなかったです。4分割ぐらいの株式分割して欲しい。

2021年1月、4月と2回連続で売ってる方の1位だった伊藤忠商事(東1・8001)が、規模は小さいものの今回は買ってる方の5位に。11月5日に発表された2022年3月期2Q決算は資源高の影響もあって過去最高益となりました。これを見込んでたのかもしれませんね。決算発表後の株価はそこまで反応してないですが。よくある「市場は織り込み済み」だったのか。

伊藤忠商事(東1・8001)は現在個人的に保有していませんが、実質累進配当ということもあり、監視している銘柄です。2000円前後を行ったり来たりの頃から気になっているので、今の株価と比べてしまうと買いづらいところではありますが、配当金の下限が保証されているようなもので、また、他の商社に比べて資源の割合が少ないので、今後来るであろう資源高の終焉を待たずに買ってしまいたい…。増配も発表して利回り3%超えてるし…。

前回1位のプレサンスコーポレーション(東1・3254)は、今回も10位に登場して買い増し継続です。親会社のオープンハウス(東1・3288)も2位に登場とファンド側の評価が高いですね。売却は失敗だったか…。

売ってる上位10位

1位 三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)全量売却

売却額(概算):131億円
主な事業内容:金融
PER:7.93倍
PBR:0.43倍
配当利回り:5.42%

2位 アサヒグループホールディングス(東1・2502)全量売却

売却額(概算):25億円
主な事業内容:アサヒビール
PER:15.06倍
PBR:1.31倍
配当利回り:2.42%

3位 エン・ジャパン(東1・4849)

売却額(概算):7億6000万円
主な事業内容:ネット求人メディア
PER:22.99倍
PBR:4.41倍
配当利回り:1.99%

4位 ナカニシ(東J・7716)

売却額(概算):4億5000万円
主な事業内容:歯科製品
PER:21.32倍
PBR:2.49倍
配当利回り:1.46%

5位 SBSホールディングス(東1・2384)

売却額(概算):3億6000万円
主な事業内容:運送(3PL)
PER:12.82倍
PBR:2.39倍
配当利回り:1.56%

6位 くらコーポレーション(東1・2695)全量売却

売却額(概算):3億3000万円
主な事業内容:回転ずし
PER:103.04倍
PBR:3.47倍
配当利回り:0.51%

7位 ビオフェルミン製薬(東1・4517)全量売却(上場廃止)

売却額(概算):3億1000万円
主な事業内容:製薬
PER:-倍
PBR:-倍
配当利回り:-%

8位 パラマウントベッドホールディングス(東1・7817)全量売却

売却額(概算):2億9000万円
主な事業内容:介護・医療用ベッド
PER:12.96倍
PBR:0.95倍
配当利回り:2.75%

9位 日本テレビホールディングス(東1・9404)全量売却

売却額(概算):2億4000万円
主な事業内容:日テレ
PER:7.5倍
PBR:0.36倍
配当利回り:2.9%

10位 積水樹脂(東1・4212)

売却額(概算):2億2000万円
主な事業内容:道路資材
PER:11.14倍
PBR:0.82倍
配当利回り:2.69%

「売却額(概算)」は2021年5月から2021年7月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。ファンド内の日本株投資割合は14.7%(前回から1.17ptダウン)でした。

1位は全量売却の三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)です。累進配当で高配当と、個人的に買い増しを検討していた銘柄なのですが、もう一度見直してみる必要がありそうです。この規模で一気に売り切るとは、何かしら思うところがあったんだと思いますが、気になりますね。そんなに悪くないと思うんですが…。

全量売却は18銘柄です。内4銘柄は上場廃止による全量売却です。保有銘柄数の制限がある訳ではないと思いますが、前回、前々回と新規購入が多かった反動がありそうですね。

  • 三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)
  • アサヒグループホールディングス(東1・2502)
  • くらコーポレーション(東1・2695)
  • ビオフェルミン製薬(東1・4517)上場廃止
  • パラマウントベッドホールディングス(東1・7817)
  • 日本テレビホールディングス(東1・9404)
  • 乃村工藝社(東1・9716)
  • セコム上信越(東1・4342)上場廃止
  • ABCマート(東1・2670)
  • 飯田グループホールディングス(東1・3291)
  • ワッツ(東1・2735)
  • ヤマエ久野(東1・8108)上場廃止
  • 常盤開発(東J・1782)上場廃止
  • 古河電池(東1・6937)
  • 正栄食品工業(東1・8079)
  • 不二製油グループ(東1・2607)
  • 日油(東1・4403)
  • 富士紡ホールディングス(東1・3104)

10/14にイオン(東1・8267)がキャンドゥ(東1・2698)に対してTOBを発表してから100円ショップ銘柄は軒並み株価が下落しています。ワッツ(東1・2735)は約2割程度下落しており、結果的に良い全量売却となりました。自分はセリア(東J・2782)を保有していますが、こちらは直撃しています。反応が過敏すぎやしませんかと思っていますが、どうなりますか。

不二製油グループ(東1・2607)は、株主優待のチョコレートにつられて以前保有していたことがありました。のんびり配当と優待チョコレートをもらいながら保有するにはいい銘柄だったはずですが、なんで売却したか思い出せない。株価上昇に耐えきれずかな。まだ利益のセグメント比で規模は小さいですが、代替肉として注目されている大豆ミートの国内シェア1位で今後に期待できそうです。

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