5G関連銘柄として今後期待できそうな通信設備工事の大手3社を比較してみたブヒー。
前期の決算も良く、今期も期待できると思うのですが、株価はこのところ下落傾向です。建設に分類されることから5G関連銘柄としてリストされるとコード順で並べた場合、最初の方に出てくる3社ですが、売上高もそんなに差がなく、大きな違いが分かりづらかったので調べてみました。
NTTとの関係
3社ともNTTグループといってもいいくらい、NTT関連(光ファイバー工事、基地局工事など)の売り上げが多くを占めます。ただ、3社の大株主にNTTはおらず、資本関係はなさそうです。
売上高に占めるNTTグループ関連事業の割合
コムシスHD:約5割
協和エクシオ:約5割
ミライトHD:約3割
役員にNTT出身者を多く迎え入れています。
各データ一覧
| 1721 | 1951 | 1417 |
| コムシスHD | 協和エクシオ | ミライトHD |
PER | 13.1倍 | 13.0倍 | 11.4倍 |
PBR | 1.12倍 | 1.07倍 | 0.87倍 |
ROE | 7.0% | 7.1% | 7.2% |
自己資本比率 | 70.3% | 68.2% | 61.8% |
株主優待 | なし | クオカード | クオカード |
配当利回り | 2.88% | 3.18% | 2.37% |
配当性向 | 26.1% | 17.9% | 13.5% |
感想
各データをみても3社とも同じような数字がならびます。違いを出さないようにするNTTの思惑でもあるんだろうか。去年は3社ともMAしてたりしますし。
実際に購入するかどうか
参入障壁もあるところで、5G特需が終わってもメンテナンス等のストックは安定すると思いますが、大きな成長を見出すのは難しいところだと思います。3社ともNTT次第という状況で、なかなか競争も起きないでしょうし。そう考えると、配当利回りの物足りなさが残念です。現在のNTTの配当利回りが4%近いです。配当性向は低いので余力はあるとみています。今後方針が変わって、配当利回りが4%超えるようなことがあれば、検討したいところです。