2019年01月 買った売った日本株(BBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズF)

2019年5月6日

投資

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2018年10月から2019年1月にかけてBBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズFで売買された日本株を調べてみたブヒー。

前回(2018年10月)の記事はこちら。


ファンドが投入した額が大きい、引き上げた額が大きい日本株をそれぞれ上位10銘柄まとめています。なるべく純粋にファンドの各銘柄に対する期待度の変化が見たかったので、下記の式のように為替や株価の変動の影響があまりでないような形で計算しています。

((1/31時点の持ち株数)-(10/31時点の持ち株数))*(1/31時点の株価)

(10/31時点の持ち株数)=(10/31時点の保有評価額)×(10/31時点の円/ドル)/(10/31時点の株価)
(1/31時点の持ち株数)=(1/31時点の保有評価額)×(1/31時点の円/ドル)/(1/31時点の株価)

フィデリティの発表している保有評価額がいつ時点の為替レートと株価をもとに掲載されているか分からないところと、増減分の価格は全て1/31の株価で計算しているため正確ではないので、あくまで雰囲気の把握ぐらいで考えてもらえるといいと思います。

perとpbrは2019年4月26日のものです。

買ってる上位10位

1位 ヤフー(東1・4689)

投資額(概算):24億円
主な事業内容:Yahoo! Japan、アスクル
PER:16.09倍
PBR:1.89倍
配当利回り:2.99%

2位 伊藤忠商事(東1・8001)

投資額(概算):12億円
主な事業内容:総合商社
PER:6.08倍
PBR:1.08倍
配当利回り:4.15%

3位 東和薬品(東1・4553)

投資額(概算):7億6000万円
主な事業内容:ジェネリック医薬品
PER:11.69倍
PBR:1.58倍
配当利回り:1.31%

4位 沖縄セルラー(東J・9436)

投資額(概算):6億7000万円
主な事業内容:KDDI傘下通信
PER:10.82倍
PBR:1.22倍
配当利回り:3.56%

5位 プリマハム(東1・2281)

投資額(概算):5億3000万円
主な事業内容:ハム
PER:12.78倍
PBR:1.21倍
配当利回り:2.46%

6位 三井住友フィナンシャルグループ(東1・8316)

投資額(概算):4億8000万円
主な事業内容:金融
PER:8.02倍
PBR:0.53倍
配当利回り:4.23%

7位 日立化成(東1・4217)新規購入

投資額(概算):3億6000万円
主な事業内容:自動車部品、蓄電池
PER:18.9倍
PBR:1.48倍
配当利回り:2.03%

8位 萩原電気ホールディングス(東1・7467)

投資額(概算):2億8000万円
主な事業内容:自動車向け電子部品
PER:10.08倍
PBR:0.89倍
配当利回り:3.41%

9位 ハマキョウレックス(東1・9037)

投資額(概算):2億5000万円
主な事業内容:物流
PER:12.58倍
PBR:1.44倍
配当利回り:1.46%

10位 アビスト(東1・6087)

投資額(概算):2億4000万円
主な事業内容:自動車部品設計
PER:10.73倍
PBR:2.25倍
配当利回り:3.23%


「投資額(概算)」は2018年10月から2019年1月にかけてファンドが投入した概算額になります。

フィデリティロープライスドストックFと同様、ヤフー(東1・4689)と伊藤忠商事(東1・8001)を引き続き大きく買い増しています。ヤフー(東1・4689)はPayPayが覇権を握れると考えるならば、安いと思いますが、どうなるでしょうか。
ちなみに、前回3位の三菱商事(東1・8058)は今回、買い増しもせず売却もせず。

新規で購入した銘柄は上位のもので下記の2つぐらいです。
  • 7位 日立化成(東1・4217)
  • 15位 エア・ウォーター(東1・4088)

売ってる上位10位

1位 ニトリホールディングス(東1・9843)

売却額(概算):7億2000万円
主な事業内容:家具
PER:20.8倍
PBR:2.98倍
配当利回り:0.82%

2位 中野冷機(東J・6411)全量売却

売却額(概算):6億7000万円
主な事業内容:スーパー向けショーケース
PER:26.51倍
PBR:1.25倍
配当利回り:4.74%

3位 レオパレス21(東1・8848)全量売却

売却額(概算):2億6000万円
主な事業内容:不動産
PER:--倍
PBR:0.32倍
配当利回り:0.0%

4位 サンマルクホールディングス(東1・3395)全量売却

売却額(概算):2億5000万円
主な事業内容:外食(サンマルクカフェなど)
PER:15.96倍
PBR:1.15倍
配当利回り:2.48%

5位 ジャストプランニング(東J・4287)全量売却

売却額(概算):2億2000万円
主な事業内容:飲食店向けPOSシステム
PER:68.79倍
PBR:2.54倍
配当利回り:1.18%

6位 ナカニシ(東J・7716)

売却額(概算):1億9000万円
主な事業内容:歯科製品
PER:27.59倍
PBR:2.76倍
配当利回り:1.31%

7位 コシダカホールディングス(東1・2157)全量売却

売却額(概算):1億5000万円
主な事業内容:カラオケ、フィットネス
PER:22.93倍
PBR:4.3倍
配当利回り:0.77%

8位 ハブ(東1・3030)全量売却

売却額(概算):7000万円
主な事業内容:外食
PER:21.93倍
PBR:3.22倍
配当利回り:1.33%

9位 帝国繊維(東1・3302)

売却額(概算):6000万円
主な事業内容:消防ホース、特殊車両
PER:19.17倍
PBR:1.39倍
配当利回り:1.61%

10位 大伸化学(東1・4629)

売却額(概算):5000万円
主な事業内容:シンナー
PER:9.57倍
PBR:0.48倍
配当利回り:2.43%

「売却額(概算)」は2018年10月から2019年1月にかけてファンドが引き上げた概算額になります。

ニトリホールディングス(東1・9843)の売却を引き続き進めていますが、実はまだまだ結構な数量を保持したりします。業績も好調で、株価も安くなってきているので、購入を検討していたりしますが、自動車同様に所有からシェアやサブスクの流れがでてきたりすると日本では小売りは厳しくなるのかもと考えてみたりします。苦戦中の中国等の海外展開が軌道に乗れば心配ないところですが…。

全量売却が多いですね。せっかくなので10位圏外も含めてリストにすると、9銘柄あります。

  • 中野冷機(東J・6411)
  • レオパレス21(東1・8848)
  • サンマルクホールディングス(東1・3395)
  • ジャストプランニング(東J・4287)
  • コシダカホールディングス(東1・2157)
  • ハブ(東1・3030)
  • インフォコム(東1・4348)
  • K&Oエナジーグループ(東1・1663)
  • GMOペパボ(東J・3633)

前回から引き続き売却を進めて全量売却もありますが、思い切ってやりますね。

今回は購入より売却の方が積極的な印象です。また、指標的に高くなっているところを売却するのはもちろん、レオパレス21(東1・8848)のような悪いニュースがあれば全量売却まで行う決断の速さはさすが海外の会社。

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